住まいの健康診断

住まいの健康診断は現状の住まいの状態を確認する為に行います。

住まいの健康診断には、「2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法」に則った一般診断と精密診断があります。
耐震性能は、現時点で必要な耐震性能を1.0とした時の点数で表します。
(耐震・バリアフリー・断熱)リフォームでは、この診断が次への最初のステップとなります。

(1) 一般診断法(建築士、建築関係者向け) 耐震補強の必要性の有無を判定します

費用は、通常の健康診断で、¥120,000.+消費税です。
※100㎡まで、100㎡を超える場合10㎡毎に+¥6,000.+消費税。
※図面が存在せず、耐震診断用図面作成の必要がある場合、+¥20,000.+消費税。

調査者+調査補助者合計複数名で目視調査を行い、2週間程度で調査結果をまとめ
一般診断結果報告書を作成して報告します。

※一般診断では、壁の一部の仕様を確認し、全体を類推して評点を計算します。

(2) 精密診断法1 保有耐力診断法 (建築士向け)
この診断法は、既存住宅の診断に用いる他、補強計画の立案、あるいは補強後の耐力の検証法として用いることが出来ます。

精密診断費用は、¥300,000.+消費税です。
※100㎡まで、100㎡を超える場合10㎡毎に+¥15,000.+消費税。
 建防協認定の精密診断プログラムソフトを用いて精密診断を行います。

※図面が存在せず、耐震診断用図面作成の必要がある場合、+¥20,000.+消費税。

調査者+調査補助者計複数名で可能な限り全部位の調査を行います。
調査結果のまとめに20日から30日ほどかかり、精密診断結果報告書を作成して報告します。

※精密診断では、可能な限りすべての壁の仕様と劣化状況を確認し、より精密な評点を計算します。
その為に、壁においては、ボード類の厚さ、使用釘の径、長さ、ピッチを確認します。床下、天井裏、小屋裏の可能な限り全ての柱等を目視確認します。
直接確認できなかった部位は、工事中に必ず直接確認します。
※別途、天井裏や軸組内部などの確認の為に、点検口等をつける必要がある場合は、発注者と相談し、
費用負担の了解を得た後、開口・調査・復旧を行います。

※補強設計・補強工事を行う場合、補強後の評点は精密診断により計算します。